NATURE

奄美のマングローブの生きものをたっぷり観察できる干潟自然散策ツアー。
マングローブは水が引くと、カニやハゼなどの多くの生き物が出現します！
群生する亜熱帯植物は、奄美の沢山の生きものの憩いの場にもなっています。
カヌーのイメージの強いマングローブですが、ゆっくりとマングローブ干潟を歩いて散策する体験ツアーは、足裏に伝わるドロの感触も魅力です。

ガイド紹介

幼少期より植物研究家の祖父と共に山へ入り、奄美大島の自然についてたくさんのことを学ぶが、祖父が熱く語る植物の話はスルーしてばかりで、もっぱら鳥類や両生・爬虫類ばかりに興味を持つ。小学校中年頃からは、野山を駆け巡って野鳥などの声の生録に没頭。
一度はクラシック音楽家を目指して島を出るも断念。一転して自然観察ガイドの世界へ。
2004年に帰郷して以来、奄美の豊かな自然を伝える仕事をしています。

マングローブ干潟自然散策ツアー 体験記

奄美市から車で約30分、太平洋に面した住用湾の河口に雄大な「マングローブ原生林」が広がっています。マングローブとは、熱帯・亜熱帯の河口など、満潮時に海水が満ちてくる場所に生える植物群落や木々の総称で、奄美大島では、このマングローブでのカヌー体験が人気の観光となっています。今回はこのマングローブをカヌーではなく、干潟を散策するツアーです。マングローブの干潟に踏み入れる足裏の感覚は普段体験することのない、なんとも言えない気持ちよさです！

道路から木々を抜けると、突然目の前に広がる別世界！永遠と雲が連なる空、鮮やかな森の緑、どこまでも続く干潟は、まさに絶景。まるで時が止まったかのようなこの世界は、絵画の中に居るかのような錯覚さえ覚えます。

そこから足を踏み入れ、いざ干潟の中へ。歩き進めると足元には、無数に動く小さなカニが。泥に潜ったり、片方のハサミだけが大きなカニもいたり、かわいい生きものが沢山です。奥へ進んで川のように水が残るエリアでは、ハゼやアユの姿も。