HISTORY AND CULTURE

「奄美と大島紬の歴史ツアー」

奄美大島の「衣・食・歴史」を学び体験するツアーです。

奄美に今なお残る生活様式や伝統・文化そして大島紬の歴史や製造工程、最後には着装体験まで 盛り込んだ大島紬に特化したツアーです

また、ツアー内容はお客様と相談させていただいてカスタマイズ出来るようになっております。

 

 

                         ガイド紹介 

 

 ガイド/元 雅亮 (はじめ まさあき) 出身地/奄美大島

プロフィール

元家の7代目として奄美市有屋で生まれました。父が大島紬の「締め職人」母が「機織り」をして いた事もあり、昭和57年に大島紬を販売する会社を起業しました。奄美大島と大島紬の魅力を島 外の人々に知っていただく架け橋になれたらという思いで全国各地を飛び回っていました。 今ではお客様が奄美ファンとなり島に訪れてくれる事もあり嬉しく思っております。 ただ、昨今の着物離れなどにより大島紬の認知度は低く生産単数もピーク時と比べ、わずか1% となっているのが現状です。大島紬を後世へと継承していく為、今までの経験を生かし自分にし か出来ないことは何かを考え今に至ります。 平成30年5月に「奄美大島を丸ごと、奄美大島のすべてを内地のみなさまに届けたい」という 強い思いで「一般社団法人AMAMIMAMA」を設立致しました。大島紬はもちろん、奄美大島の 食文化や歴史・文化など様々な情報を発信し奄美の魅力をみなさんと共有出来たらと思っていま す。

【注意事項等】
新型コロナウイルス感染症対策について
・当日は、検温へのご協力とマスクの着用をお願いします。
・当日体調が優れないようでしたら事務局(0997-69-3975)まで、ご連絡ください。

【実施詳細】
◎体験提供/AMAMIMAMA
◎所要時間/ツアー内容により異なりますのでご確認ください。
◎料金/ツアー内容により異なりますのでご確認ください。
基本Aコース 約2時間ツアー ¥3,000〜
 Aのみ 約2時間
 A+B 約5時間30分
 A+C 約5時間
 A+D 約4時間
※出発地(ホテルor空港など)によって所要時間が前後する事がありますのでお申し込みの際にご確認下さい。

◎受付最少人数/1名〜 受付最大人数/4名
◎定休日/不定休
◎開催場所/待ち合わせの場所はツアー内容により異なりますので、予定を組む中で一緒に決めさせていただきます。

A-1.大島紬が出来るまでの工程見学と機織り体験

大島紬は、全工程事に職人が手作業で作り上げていくため、1着を仕上げるのにおよそ8ヶ月~ 1年2ヶ月もの期間を必要とします。今回は、その、出来上がるまでの工程「絣締め(かすりじめ)」「泥染め」「機織り」「製品検 査」の現場を見学します。最後の「機織り」はお客様のご希望があれば実際に体験する事も出来 ます。

絣締め

作成図案に従い文様部分を固く織り込む作業。先染めする糸に柄を入れていく為の作業で、 染めないところを強く締めていく事で綺麗な大島紬の絣が出来ます。

泥染め

テーチ木の樹液で20回染め、泥田で1回染めを一工程とし、これを3~4回繰り返します。 (全てで100回程度)化学染料では合成し得ない大島紬独特の渋い黒い色調に仕上がります。

機織り

絣締めで入れた絣模様を一つ一つ丁寧に合わせる作業工程。

熟練の技の結晶で本場奄美大島紬の 姿となって徐々に現れていきます。

機織り体験

せっかくなのでこの機会に・・・実際に織り子さんが使っている手織り機で「織り」体験

製品検査

織り上がった大島紬は本場奄美大島紬織物協同組合の検査場で厳正な検査を受け、合格すると、 地球印商標が明記されます。地球印商標は製品の品質を証明するもので、品質と信頼を高めてい ます。

 

■体験者の声

店頭に並んだ写真を見る機会はあっても、制作工程を見る機会はあまりなく貴重な体験でした。
大島紬は全工程ごとに職人が手作業で作り上げていくため、大島紬が高い理由が納得できました!一見は百聞に近しとは、まさに今回の体験の事を言うんだと思いました。

A-2.大島紬着装体験

様々な柄の反物の中からお好きなお選び頂き、実際に手に取って肌触りや軽さを体験してもらいます。反物を仕立てるのではなく、反物の状態であたかも着ているかのような体験ができるのが 「着装」です。お好みの反物が複数あれば洋服の試着のように着装出来るので、自分に合う着物 を探せるのもこの体験の魅力です。

※ご希望により購入も可能ですので、ご相談ください。


■体験者の声

・初めての着物で凄く嬉しかった
・着物がこんなに軽いことにびっくりした

・着物だけでなく帯や小物なども一緒に選んでくれるので着物初心者の私でも安心して購入しま した。
・夢のような時間

B-1.ソテツ群生地見学

約20分間の散策で自然なままの亜熱帯地域特有の植物の間を通り抜けていきます。 ソテツや芭蕉の木、ハイビスカスなど様々楽しめます。

 

■体験者の声

自分達だけだと気づかなかった場所だった。看板はあるもののわかりにくい。

今まで見た事もない植物ばかりで説明してもらえて良かった。 散策中潮風も感じられて、とても気持ちが良かった!

 

B-2.あやまる岬見学

奄美十景の一つ。奄美大島最北端に位置する、太平洋に突き出した岬です。小高い丘にあるので、太平洋を一望することができ岬からは爽やかな潮風と共に、サンゴ礁の美しい海を堪能出来ます。

 

■体験者の声

・言葉では言い表せられないほど綺麗で…

・地球はやっぱり丸かった(笑)

・天気が良かったので、海の向こうには喜界島まで見えました。

・「あやまる岬」の名称の由来が…とても感慨深く納得です


C-1.安木場の芭蕉・ソテツ群生林見学

集落の中に芭蕉の木とソテツが一面に広がる山が残っているのはココだけです。奄美大島というと青い海のイメージが強いかと思いますが実は山が多く山と山の間に集落があるのです。 なぜ、芭蕉の木とソテツが山一面に植えられているのか。車で通るだけでは、ただの景色にすぎないのですが、これには奄美の生活様式が深く関係しているのです。

C-2.明治維新の立役者「西郷隆盛」が3年余り過ごした「西郷南洲謫居跡」見学

西郷隆盛が3年余り過ごした木造の家屋は原型をとどめており、西郷ゆかりの品や勝海舟から送られた碑文などが見学できます。

 

■体験者の声

・大河ドラマで知って興味があった。実際に見学してお話を聞けて深く知れて良かった。

・鳥肌が立った。
・凄く勉強になった。


D-1.奄美博物館見学

奄美の歴史・文化・生活様式まで知ることが出来る場所です。 見るだけでも知ることは出来ますが、実際に地元の人の話を聞きながら見る事で学ぶ事も多く、 疑問に思った事などは何でもご質問いただけます。ディープな奄美を知りたくないですか!

 

D-2.大島紬を着て散歩したいベストスポット(大浜海浜公園)

奄美では珍しく綺麗に整備された海浜公園です。絶景スポットであることはもちろん、公園内に は高倉やガジュマルの木・ハイビスカス・アダンなど奄美ならではの植物を見ることができます。 砂浜で散歩もお勧めです。大島紬を着て潮風の香りの中波の音を聞く…想像しただけでも贅沢な 時間に!!天候次第では、海に沈む真っ赤な夕日が見れます。

 

■体験者の声

・高倉を中心に南国の植物を見ながら散策出来て素敵でした。

・東シナ海の大海原を見ながら歩く白い砂浜。そして聞こえてくる波の音。時間を忘れました。

・夕日が…感動です!
・海だけではない、山と海とが一体化している奄美。スゴイです。

E.おまけ奄美の伝統料理「鶏飯」を食べに・・・

飛行機の時間なども関係しますが昼食をご一緒にいかがでしょうか? 「鶏飯」は、ご飯の上に鶏のささみや錦糸卵・パパイヤの漬物などをトッピングし、鶏柄スープをたっぷりとかけて召し上がって頂きます。スープは濃厚ですが、お茶漬けのようにサラッと食べることが出来ます。味に変化が欲しい時には、たんかんの皮の薬味を入れるとさらに爽やかに美味しく頂けます。

 

■体験者の声

・おいしい!鶏がらスープが体に沁みます。

・普段大食いではない私でも、ご飯2杯は、軽~く完食です。

・これを食べないと帰れないよね